定住化サポートセンターの利用、問い合わせ順調

update 2005/3/9 10:32

 函館市の井上博司市長は8日、首都圏から退職者を呼び込もうと、2月に開設した定住化サポートセンターの利用が順調に推移していることを明らかにした。ホームページ(HP)へのアクセス数は3500件を超え、センターに対する問い合わせも約50件に上っているという。市は今後、パンフレットやHPに移住者の声や合併4町村の情報を加えるなどし、一層の情報提供に努める考え。

 第1回市議会定例会で、金沢浩幸氏(市民自由クラブ)の質問に答えた。

 井上市長は「利用者からは『行政が窓口だと安心』という声をいただいている」と述べた上で、開設後の感触について、「東京での街頭PR活動も踏まえ、潜在的な需要は相当あるとみており、利用はさらに伸びるだろう」との見通しを示した。

 また、若松勝忠土木部長は記録的な大雪となった今冬の除雪排雪体制について、「車両をフル稼働させたが、道路状況は決して万全ではなかった」との認識を示した。これらを踏まえ、今後の体制見直しに向け、「全市的な除排雪対策に取り組むため、庁内関係部局による連携組織を設置したい」と述べた。

 板倉一幸氏(民主・市民ネット)に対する答弁。

 この日は両氏のほか、佐古一夫氏(市民自由クラブ)、市戸ゆたか氏(共産党)、佐々木信夫氏(南かやべ議員団)、坪光雄氏(恵山議員団)の合わせて6氏が質問に立った。

提供 - 函館新聞社



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