運転中の携帯電話の使用…道警函本管内は検挙93人、全体の7割が若年層
update 2005/3/9 10:31
運転中の携帯電話の使用について、罰則を強化した改正道交法が昨年11月に施行されてから4カ月間に、道警函館方面本部管内で93人が同法違反で摘発されていたことが分かった。全体の約7割が20―30代の若年層。「携帯絡み」の人身事故も2件発生しており、ドライバーへの早急な啓発が求められている。
摘発されたのは、携帯電話で話すなどしていた92人と、メールの送受信などのために画面を見ていた1人。内容は▽職場から電話がきたので仕方なく話した▽家族からかかってきた▽返信メールを確認した―などだった。
年代別でみると、10代が2人、20代が35人、30代が25人、40代が14人、50代が13人、60代が4人。20―30代のドライバーだけで60人と群を抜く結果に。また、女性の違反者24人中、18人が20代と突出した傾向も見られた。
職種では、全体の約8割に当たる72人が会社員。違反時間帯の大半が日中で、会社や仕事先と連絡を取るため通話したとみられる。
11、12月には函館中央署管内で携帯が絡む人身事故も起きている。通話に気を取られた追突と、交差点を横断中の小学生と接触した2件のケースで、同本部は「当事者はいずれも軽傷だったが、一歩間違えると重大事故につながった可能性もある」と警鐘を鳴らす。
携帯電話を手に持たず通話可能な「ハンズフリー」装置の人気も根強く、会社員を中心に今も売れているという。同本部交通課は「携帯を手に持った運転は片手になるため、急が付く動作ができず危険。ハンズフリーでも注意はそがれる」と安全運転の徹底を呼び掛けている。
提供 - 函館新聞社
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