「まちの匠を気軽に利用して」…町教委が活用を呼び掛け

update 2005/3/9 10:30

 【上磯】町教委が、町民のサークル活動を支援する人材バンク事業「まちの匠(たくみ)」の利用が、伸び悩んでいる。昨年9月に始動した同事業だが、3月現在までの利用は小学校の2件。町教委は「講師陣も多種多様。気軽に活用を」と呼び掛けている。

 まちの匠は町教委が窓口となり、技術を持つ道南在住の講師と、学ぶ意欲のある町民やサークルをつなぐ事業。利用希望者が名簿に登録されている講師に直接連絡し、当事者同士で条件などを交渉する仕組みだ。

 3月現在で登録されている講師は、事業の開始から2人増えて48人。学べる内容は多岐にわたる。油絵や生け花、編み物や陶芸のほか、短歌や児童向けの英会話講座、エアロビクスやフィギュアスケートなどもある。

 名簿から講師を選んで利用したのは、浜分小と上磯小の2校。いずれも総合学習で講師を招いているという。

 町教委は今後、町主催の事業などで活用を検討していく方針。同社会教育課は「学校だけでなく、友人同士のサークルなど、小規模の団体にもぜひ利用してほしい」などと話している。

 名簿は、町総合文化センターと七重浜、茂辺地の両支所、町内の各小中学校で閲覧できる。

 申し込み、問い合わせは同センター(町教委社会教育課)TEL74・2000、ファクス74・2074、Eメールアドレスkanaderu3@town.kamiiso.hokkaido.jp(阿部里子)

提供 - 函館新聞社



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