1年頑張れば辛抱強い/道南の高卒者離職状況
update 2005/3/8 10:40
道南の高卒者はあきらめが早い一方、辛抱強い一面も―。函館公共職業安定所がまとめた高卒者の離職状況調査で、このような傾向が見られた。道南と道内全域の高卒者の離職状況を比較すると、就職1年目に辞める割合は道南が高い。ところが2年目以降は逆転し、道内が高くなっている。
1999―2003年度の高校卒業者に対し、3カ年の離職率を追跡調査した。道南の01年度卒業者の1年目離職率は、道内の32・0%より5・7ポイント高い37・7%。これが2年目は道内14・1%に対して1・6ポイント低い12・5%。3年目も道内9・8%より1・6ポイント低い8・2%だった。
3年分のデータがそろっている99―01年度卒と、2年分までの02年卒のすべてで、2年目以降の道南の離職率が道内の離職率を下回る傾向が見られた。
同職安は「道南には1年続けばその後も頑張れる人が多い」と歓迎する一方、「事前に辞めることを見込んだ人数を採用できた以前と違い、ぎりぎりの採用をする今の経営者にとって新入社員の離職は痛手」としている。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。