東高4回生が卒業50周年記念誌とビデオ制作
update 2005/3/7 10:15
1954(昭和29)年に函館東高校を卒業した4回生がこのほど、卒業50周年の記念誌とビデオを制作した。高校時代の思い出を写真や原稿で振り返っているほか、昨年10月に開いた記念集会や親ぼく旅行などの様子を写真や映像で収録。記念誌、ビデオともに半世紀前の青春時代や友情がよみがえる力作で、手にした同期生からも「感激した」など喜びの声が上がっている。
同期会は、「昭和29(ふく)年卒の4(よ)回生」から語呂合わせで「ふくよ会」と命名。函館のほか、東京、札幌にも支部組織を設け活動している。
記念誌発行は30周年以来20年ぶり。ビデオの制作は初めて。「50年は大きな節目。ちょうど古希にも当たる。このあと60年、70年となると体力的にも難しい」(村山信夫会長)との思いから、1年がかりで準備してきた。
記念誌はB5判、94ページ。高校時代のエピソード、同期生との思い出、近況などをつづった原稿、自作の俳句や短歌などを44人が寄せている。また、卒業時のクラス写真も8学級分集め、全員の名前も添えて掲載している。表紙には同期生の伊藤郁子さん(70)=函館=による水彩を飾っている。
一方、ビデオには卒業50周年記念集会をはじめ、信州や関西旅行の様子、懐かしい校舎などを収めている。テープの長さは、約1時間50分。同期生の百瀬靖彦さん(70)=東京=が撮影、編集などを担当した。
記念誌は300冊、ビデオは230本作り、同期生に発送。村山会長(70)=函館=のもとには、「夜中までかかって一気に見た」「体の具合は悪いが気持ちはすっかり18歳に戻った」など、うれしい反響が相次いでおり、作業に携わった実行委メンバーも「大変だったけど作って良かった」と喜んでいる。
提供 - 函館新聞社
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