道警不正経理問題シンポ

update 2005/3/7 10:15

 「道警不正経理問題を検証する市民シンポジウム」(道警問題を検証する市民の会主催)が6日、函館ハーバービューホテル(函館市若松町)で開かれた。民主党北海道代表の鉢呂吉雄氏、弁護士の市川守弘氏、道議会議員の斉藤博氏、元道警釧路方面本部弟子屈署次長の齋藤邦雄氏がパネルディスカッション形式で、一連の裏金問題を追及した。

 鉢呂氏は、道警幹部を業務上横領容疑などで東京地検に告発したことに触れ、「上層部が私的流用している疑いが極めて濃い。日本の警察全体に共通する問題だ」と指摘。

 市川氏は「道警は各部署が自然発生的に裏金を作ったと報告しているが、全く信用ならない。幹部主導の『組織的』なもの」とし、「旅費や庁舎の改装費なども裏金の資金源」と使途の実態に疑義を呈した。

 道警が内部調査に基づき不適正支出分として返却するとした捜査費(国費)と捜査用報償費(道費)について、齋藤氏は「本来、追加して返却すべき額は最低でも国費が9億9000万円、道費は約5億7400万円となる」とし、真相解明のための百条委員会設置を訴えた。

 百条委を設けるため、先月28日には市川氏ら7人を代表委員に「道警不正問題を徹底解明し、信頼回復を求める道民の会」(道民の会)が発足した。道民会は今後、自民・公明両党などに賛同を促す一方、反対する道議への解職請求も同時並行で進めるとしている。

提供 - 函館新聞社



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