赤松街道でこも外し始まる
update 2005/3/7 10:15
【七飯】七飯町の国道5号「赤松街道」では、春の訪れを告げる「こも外し」が始まっている。6日には今年2月に発足したボランティア団体「赤松街道を愛する会」(寺沢久光会長)のメンバーら約120人が町、道開発局と連携し作業を行った。
秋にアカマツに巻き付けたむしろ(こも)を撤去し、こもの中で越冬していた病害虫を焼却して駆除する作業。例年は道開発局が単独で行っているが、昨年11月に初めて一般町民が参加して行われたこも巻き作業を契機に、「地元の財産は自分たちの手で守ろう」との声が高まり、8つのボランティア団体が「愛する会」を立ち上げた。
この日は、町文化センターで担当者から説明を受けた後、2グループに分かれ、赤松街道沿いを町役場から函館方向と札幌方向に向けて出発。全体の3分の1に当たる約400本分を外した。
作業は3人一組で行われ、苦労しながら凍りついたこも外していくと、中からマツカレハの幼虫、ムカデ、クモなどの害虫が現れ、それぞれの数を細かくチェックした。
寺沢会長は「町の宝であるアカマツは、町民自らの手で守っていかなければならない。今後も多くの人たちが活動に賛同してくれればうれしい」と話していた。
残った約1000本近くは、道開発局が今週中にも作業を終える。(小川俊之)
提供 - 函館新聞社
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