まちなかオープンスクール、西部地区の再生法考える
update 2005/3/6 13:00
函館市の西部地区で5日、まちの魅力や活性化について考える「ハコダテまちなかオープンスクール」が開かれ、はこだて街なか研究会、北海道建築士会函館支部の各メンバーや市民ら約100人が参加した。
渡島支庁、函館市、日本建築学会の主催。かつての中心市街地“まちなか”の魅力を生かし、再生方法を探ろうと、市が1997年から実施している「まちづくり講座」と併せて開催。全国からまちづくりに携わる専門家を招き、「見る・知る・考える・つながる」をキーワードに、2日間にわたって参加者とともに“まちなか”ににぎわいを生み出す方法などを考える。
初日の午前中は、函館らしい景観や建物などを目で“見る”ための探検ツアーが行われた。約60人が参加し、元町の教会群や、船見町の路地にある空き地、大正時代に質屋が営まれていた蔵のある空き家、弁天町の昔ながらの商店街などを見て歩いた。
午後から弥生小学校で公開授業が開かれ、同研究会の会員や市職員ら講師12人が「まちに“にぎわい”を生み出す方法」や「建物をよみがえらせる方法」など4テーマに基づいて、それぞれ事例を紹介した。
同地区で飲食店の飲み歩きを楽しむ催し「バル街」など既存施設の賢い活用法の成功例や、京町家再生に向けたさまざまな専門分野別の組織化、空きビルをリフォームしてギャラリーにするなど、東京の寂れた地区を活性化させる取り組みなども報告された。
6日は探検ツアー参加者によるワークショップで、空き地・空き家の再生について意見交換するほか、シンポジウムで2日間を振り返り“まちなか”の再生の方向性を確認する。
提供 - 函館新聞社
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