まちづくりフォーラム、各イベントを議論

update 2005/3/6 12:59

 イベントを通じた函館の地域振興について考える「『函館』まちづくりフォーラム」(同実行委員会主催)が5日、函館市高丘町の函館大学で開かれた。昨年9月に開催された「第3回函館塩ラーメンサミット」と同12月の「2004はこだてクリスマスファンタジー」のアンケート結果を基に、関係者が議論するシンポジウムが行われた。

 昨年6月に立ち上げた同実行委の活動の集大成。市民ら約150人が来場した。

 シンポジウムは、両イベントの実行委員長や函館市、商工会議所などから6人がパネリストとして出席。ラーメンサミットの渡辺良三実行委員長と、ファンタジーの星井英人運営本部長が、それぞれのイベント開催の経緯や現状を報告した。

 会場からの発言も相次いだ。ラーメンサミットに対しては「せっかく定着してきたイベントを簡単にやめてほしくない。経費の問題はあるだろうが、地域の共有財産だという認識を持ち、継続の模索だけはしてほしい」との意見が。ファンタジーには周辺の商業者から、「昨年の売り上げは前年より落ちた。観光客の誘致、市民へのPR体制、イベントの質や内容を見つめ直す時期にきているのでは」との投げ掛けがあった。

 また、函館大学助教授でもある日野隆生実行委員長は、アンケート結果について分析。ラーメンサミットは市民への定着度が高い一方、ファンタジーは今後のさらなるPRの必要性を指摘した。

提供 - 函館新聞社



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