2月気象状況/寒暖の差激しく、日本海側は日照時間少なく
update 2005/3/3 12:50
冬型の気圧配置が続き、日本海側では曇りや雪の日が多くなり、江差の日照時間は27・7時間と、1941(昭和16)年の統計開始以降、最も少ない記録となったことが、札幌管区気象台が1日発表した2月の気象状況で明らかになった。函館市内では冷え込みが厳しく、ドカ雪が多くなった一方で、低気圧の影響で雨も多くなった。寒暖の差が激しく、雪と雨の繰り返しに悩ませられる1カ月だった。
函館市内の降雪量は86センチ。平年は73センチでやや多いが、積雪量は63センチで、平年の43センチを20センチ上回る。まとまって降る雪が多かったためで、1月31日は35センチ、2月17日には16センチの降雪があった。17日には降雪量が63センチとなり、20年ぶりに積雪量が60センチを超えた。
降水量は97ミリで平年の60・2ミリの1・6倍。冷え込む一方、中旬以降は発達した低気圧の影響を受ける日が多く、19―20日の2日間で51・5ミリを記録した。市内の道路は圧雪、水びだし、凍結と目まぐるしいまでに移り変わった。
気温は平年より0・8度低い氷点下3・3度。上旬は同2・3度で、次第に暖かくなるはずの下旬は同4度と冷え込みが厳しくなった。同気象台では「寒気が入りやすい条件が続いているため」としている。
3月も当面、厳しい冷え込みが続く。2日の最低気温は氷点下10・2度で平年の同4・9度より5・3度低かった。1カ月予報では上旬まで平年並みかやや低い気温で、中旬以降は平年並みになるとしている。
提供 - 函館新聞社
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