郵政公社、健康増進センター予定地売却へ
update 2005/3/3 12:50
日本郵政公社は9日、建設が中止された「総合健康増進センター」の予定地(函館市港町1、市立函館病院南側)など、全国の旧簡易保険保養センター(かんぽの宿)の土地、建物や郵政施設跡地など計60カ所の不要資産売却のため、一括して一般競争入札を行う。総合健康増進センター予定地だった土地3万7251平方メートルは、約10年間、空き地のままで、広大な土地の行方が注目される。
JR五稜郭駅に隣接しているこの土地には、旧国鉄職員の宿舎があった。1993年に簡保加入者向けにトレーニングジムや温泉、フィットネススタジオを整備する計画が進められ、94年、公社が旧国鉄清算事業団から取得した。昨年2月に総合センターの建設が中止され、公社は、函館市など地元自治体への売却なども打診したが、売却には至らなかった。
公社が資産を一括競売するのは初めて。これまでは1カ所ごとに売却していたが、売れ残りが出るなど効率が悪かった。一括で売却することにより、短期間に多くの資産売却が可能となり、2007年の民営化に備えて財務体質の強化を図るのが狙い。
公社は1月に公示。機関投資家や大手不動産会社などが興味を示しており、すでに資格審査を終えている。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。