七飯町予算案／一般会計９１億１４００万円

update 2005/3/2 10:46

　【七飯】七飯町は１日、２００５年度予算案を発表した。一般会計は９１億１４００万円で、本年度当初予算比６・６％減。特別会計と合わせた総額は１７６億９０２０万円で、同１・９％減。水道事業会計（企業会計）を加えた総額は１８６億８６８万円で前年比ほぼ横ばいとなった。１１日開会の第１回定例町議会に提出する。

　歳入は、地方交付税が２８億５０００万円で同１・９％減。町税は法人所得の落ち込みなどで２２億８６０２万円と同０・３％減。財源不足は基金の取り崩しや町債の発行などで対処する。

　主な新規事業は、大中山地区に６ケ年計画で建設を予定している総合公園の実施設計や土地取得などに３億９０２０万円、北海道新幹線基地建設に伴う藤城簡易水道増補改良事業に１億３８８０万円、高規格救急車の更新に３６２０万円、全小学校校舎の耐震化優先度調査の実施に４１２万円などを計上した。

　昨年度から進められている行財政改革では０５年中に導入が検討されている指定管理者制度、特殊勤務手当の一部廃止、未利用教員住宅の利活用などにより、歳出面では約１億１千万円の削減、歳入面では約２３００万円の増収を見込んでいる。

　機構改革ではすでに３課を減らし新幹線推進課を新設することが明らかになっているほか、現在の企画国際課に総務課の財政部門を統合し、名称を企画財政課に変更。また総務課内に行財政改革推進係を新設する。

　町総務課は「厳しい財政状況の中で行財政改革を断行しながら、道新幹線車両基地を軸としたまちづくりを進めていきたい」と説明している。（小川俊之）

提供 - 函館新聞社

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