江差町予算案/一般会計51億3316万円

update 2005/3/2 10:44

 【江差】江差町(濱谷一治町長)は1日、2005年度予算案を発表した。一般会計の総額は51億3316万円で、本年度当初比で7%減。特別会計を含む総額は85億7528万円で、同2・5%減。9日開会の第1回定例町議会に提出する。

 今回の予算編成は、厳しい財政状況を踏まえ、費目別に財源総額を決めてから、個別の事業に予算を割り振る方式を採用した。

 主な新規事業では、5月上旬に予定している「江差いにしえ街道オープンフェア」開催に100万円、防災力向上に向けた「防災の手引き」作成に80万円を計上した。手引きは、地震や津波、洪水などに対応。危険地域や避難場所、避難ルートなどを地区ごとの地図に表示する。新年度中に全戸配布する方針。

 農業対策では、新規就農トレーニング営農モデル団地(鰔川)の指導員配置に470万円を計上。指導員には今春で定年退職する、道の檜山南部地区農業改良普及センターの佐々木高行所長(60)が内定している。

 また、11―3月の冬期間に限り、通学距離が2キロを超える児童を対象に、バス定期券の購入費を町が負担する。事業費は70万円。

 新規建設事業は、大澗北通りの排水路整備に2500万円、水堀7号通りの舗装整備に200万円を盛り込んだ。継続事業では、田沢川改修に伴う用地買収に1億4600万円、橋の架け替えに830万円、円山地区での町営住宅建設には7100万円を計上した。

提供 - 函館新聞社



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