江差地区防犯協、新入学児に防犯ブザー贈呈

update 2005/2/27 12:36

 【上ノ国】江差署管内の6町防犯協会で組織する、江差地区防犯協会(林正信会長)は25日、各町の新入学児童の安全確保に役立ててもらおうと、上ノ国町など5町の教育委員会に防犯ブザー290個を贈った。

 上ノ国町教委を訪れた林会長と、同町防犯協会の福原幸会長は、上野秀勝教育長に、ピンを抜くと大きな音で、周囲の人に危険を知らせる防犯ブザーを手渡した。林会長は「全国で子供を狙った事件が相次いでいます。ブザーが使われるようなことのない安全な町でありたい」とあいさつ。上野教育長は「ブザーを持つことが保護者の安心感にもつながる。大切に使わせてもらいます」と話していた。

 同協会によるブザーの配布は2001年、大阪府池田市の大阪教育大付属池田小で発生した児童殺傷事件を契機に、翌年からスタートした。これまでの配布で、ほぼすべての児童・生徒に防犯ブザーが行き渡っているという。

 この日は、同協会と江差(同)、厚沢部(佐々木英明会長)、乙部(竹中敏雄会長)など4町防犯協会も、各町教委を訪れ、防犯ブザーを贈呈した。奥尻両町にも後日、ブザーが贈られる予定という。

提供 - 函館新聞社



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