上磯高校生活文化科閉科式典/39年の歴史に幕

update 2005/2/26 13:04

 【上磯】上磯高校(大村義美校長)で25日、昨年度から生徒募集を停止していた生活文化科の閉科式典が開かれた。生徒や教職員らが式典に出席し、39年にわたる歴史に幕を閉じた。 1966年に設置された家政科が始まりで、95年の学科転換で現在の名称に。被服や食品など専門的な知識を学ぶ一方、ボランティア活動などにも取り組んできた。家政科と合わせた卒業生は1000人を超える。

 式典には約60人が出席。大村校長は「閉科は断腸の思い。卒業生の皆さんには、生活文化科の存在を語り継いでいってほしい」などとあいさつした。募集停止当時の前校長で、江別高校の酒井周文校長は「時代の流れといえ、無念で仕方ない」と悔しさをにじませた。

 最後の卒業生11人を代表し、伊藤歩さん(17)が「生活文化科はなくなるが、高校はこれからも続く。卒業生として誇りを持ち、思い出を胸に頑張っていきたい」と述べ、全員で校歌を斉唱。卒業生は、残り少ない学校生活に思いをはせていた。

 式典終了後は元教職員らで「惜別の集い」を開き、昔の様子を収めたビデオなどで同科の歴史を振り返った。卒業式は3月1日に行われる。

提供 - 函館新聞社



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