旧函館ドック跡地解体へ
update 2005/2/25 10:03
函館市土地開発公社は新年度、所有する旧函館ドック跡地(函館市弁天町20)の建物を解体する。鉄骨平屋建ての工場(約4万平方メートル)など6棟で、総事業費は約5億円。新年度の事業計画に盛り込んだ。市は同跡地に、国際的な水産・海洋に関する学術・研究機関を集積させ、函館国際水産・海洋都市構想の拠点とする方針だ。
解体するのは同工場のほか、事務所(鉄筋コンクリート造り5階建て、約1万2000平方メートル)、別の工場(ブロック造り2階建て、約190平方メートル)、トイレ3棟(いずれもブロック造り平屋建て、計約50平方メートル)で、総面積は約5万2000平方b。工期は5月から11月までの7カ月の予定。
市は同所に、国、大学、道と共同で、全国でも初となる「国際水産・海洋総合研究センター」を整備する考え。函館国際水産・海洋都市構想の研究拠点基地に位置づけている。
同土地は、民事再生法の適用を受けた北海道振興から2004年4月、市に売却の申し入れがあり、同5月、市土地開発公社が先行取得した。同センター建設の見通しは立っていないが、これら建物は老朽化が進んでおり、管理上の観点から取り壊しを決めた。(吉良 敦)
提供 - 函館新聞社
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