新規高卒者の管内就職率43・8%
update 2005/2/24 10:29
函館公共職業安定所がまとめた1月末の渡島・桧山管内高校卒業予定者の管内企業への内定率は前年同期比1・3ポイント増の43・8%と、本年度初めてプラスに転じた。求人が増加した管内から、逆に減少した道内を希望した生徒が多く、結果的に管内が内定を得られやすい状況になったことが要因とみられる。
1月末現在の求職者数は1225人で、就職が決まったのは675人。内定率は同2・1ポイント減の55・1%。男女別では、男子が62・2%で2・0ポイント減、女子は48・5%で2・1ポイント減だった。
地域別の内定率は、道南を除いた道内が同16・5ポイント減の58・7%、道外が3・1ポイント減の91・9%。特に道内での内定率が落ち込んでいる。道内の求人減は、全道的に資格を重視する傾向が進んできたためとみられる。
同職安は「就業希望地を道内にまで広げた生徒が多いが、需要と供給のミスマッチなどからうまく内定に結びついていない」と分析。今後は「1月の就職面接会の結果で多少は内定数が上がるが、内定率の引き上げにはつながりにくいのでは」と、厳しい見方をしている。
提供 - 函館新聞社
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