昭和小学校改築へ

update 2005/2/23 11:23

 函館市は新年度から、昭和小学校(昭和1)の校舎建築工事に取り掛かる。既存校舎の一部解体や、くい打ち、校舎本体工事などを始め、2006年2学期からの供用開始を目指す。総事業費は05―06年度の2カ年で約15億2000万円。

 市教委によると、老朽化が進む既存校舎は鉄筋コンクリート(一部鉄骨)3階建て、延べ床面積は6457平方メートル。1964年の建築で、児童数の増加により65―74年に8回増築された。

 これに対し、敷地の南側に配置される新校舎は鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積5286平方メートル。建設中も既存校舎とグラウンドが使用できる。

 バリアフリーと地域開放の観点を取り入れた設計で、「少子化に伴い、児童数に見合った規模」(市教委)とする。校舎中央にエレベーター、各階にはトイレを取り付け、職員室や特別教室などが配置される管理棟には、パイプシャッターを設置。視聴覚室や多目的室など6カ所を文化開放する際、非開放区域との仕切りとする。スポーツ開放に向け、既存の屋内体育館は生かし、トイレ、更衣室、開放用玄関を備えた付属棟を増築する。

 普通教室は、各階とも日照、採光、風通しの良好な南側に配置。特別教室は、総合学習の調べ物に役立つようコンピューター室と隣接した図書室、ランチルームや総合学習、他の学年・学級との交流の場として利用する多目的教室も設ける。

 給食調理室は衛生環境に配慮したドライシステムを導入。現在の約1000食より多い、約2000食まで対応できる。

 周辺環境では、屋外学習スペース1200平方メートルを芝生化するほか、鳥や昆虫など生き物の生息空間を作ろうと植樹や、池の造成も行う。07年度は、上屋付きプールの建設に取り掛かる予定。

提供 - 函館新聞社



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