イカ不漁で単価上昇、数量減も金額増加/水産市場取り扱い実績
update 2005/2/22 10:21
函館市水産物地方卸売市場(同市豊川町)の、2004年度12月までの取り扱い実績がまとまった。取り扱い数量は前年同期比14・8%減の3万8599トンだったが、金額は同2・0%増の168億9266万円と増加した。主力のイカが生鮮、冷凍ともに不漁で単価が上昇したため、取扱金額に反映した。
内訳は、生鮮が同11・6%減の1万8778トンで、金額は同3・0%減の80億8597万円。塩干品は同12・4%減の1091トンで、金額は同6・5%減の15億4284万円。冷凍品は同8・0%減の1万8730トンだが、金額は同10・5%増の72億6384万円だった。
取扱金額を押し上げたのは、取扱量減にもかかわらず単価を上げたスルメイカ。生鮮は同14・3%減の7043トンだったが、金額は同4・4%増の18億3567万円、1キロ当たりの単価は同22・0%増の261・0円だった。特に冷凍は上がり幅が大きく、数量が同24・2%減の1万4157トンに対し、金額は同10・8%増の42億4187万円、単価は同46・3%増の300円だった。
同市場によると、加工用になる場合が多い冷凍イカの単価が大きく上がったため、水産加工業者に影響があったという。
同市場で21日開かれた同市場運営協議会(猪上徳雄会長)で示された。会議では卸売市場法の一部改正についても報告された。同法改正に伴い、同市場を運営する道条例も改正される見込みで、同会は夏にも改正点などを報告する場を設ける予定。
提供 - 函館新聞社
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