伝建利用しバル・レストラン/「バスク」の深谷さんが来月オープン
update 2005/2/21 10:15
食事の前に軽く一杯―。スペインの立ち飲み居酒屋「バル」を併設したスペイン式バル・レストランが、函館市の西部地区に3月4日、オープンする。店舗は和洋折衷様式の伝統的建造物を利用し、レトロな雰囲気の中で、スペイン文化に触れられる。同地区の新名所として話題を呼びそうだ。
オープンするのは「バル・レストラン ラ・コンチャ」(末広町14の6)で、スペイン料理店「レストラン・バスク」(同市松陰町1)のオーナーシェフ・深谷宏治さん(57)が経営する。 建物は深谷さんの親族が昨年11月まで営んでいた「深谷米穀店」。木造2階建てで、1917(大正6)年の建築。米穀店が移転したため、「西部地区に店を構えたい」という25年来の夢をかなえ、開店させる。
店舗は和風造りの1階部分約60平方メートルで、木や大谷石(一部)の床、格子窓を残し、吹き抜けにして天井のはりを見せるなど、古い建物の趣を生かす。カウンターのあるバル、テーブル席のレストランに分かれ、入り口付近のバルで食前酒とピンチョー(つまみ)を、その後、レストランで食事を楽しむ―というスペインによくある形式を再現する。
バルでは、ワインやビールなどアルコール類、オードブルや、スペイン風ピザ、卵料理などひと口くらいで食べられるピンチョーを200―300円程度で提供する。深谷さんは「食事をする前に楽しい雰囲気を作る場として、軽く一杯、ちょっとつまむ感覚でふらりと寄ってもらいたい」と期待を込める。そのため、開店は午後5時と、一般的なバーなどに比べて早い。
またレストランでは、はしで気軽に食べられる単品メニューも用意する。3月下旬には、予約客用に店舗奥の和室でコース料理も提供する予定。
提供 - 函館新聞社
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