千両役者にやんやの喝采/「初春巴港賑」で4演目公演
update 2005/2/21 10:15
函館の各界名士が繰り広げる歌舞伎公演、初春巴港賑(はつはるともえのにぎわい)の第27回公演が20日、函館市民会館で開かれた。舞台あいさつとなる口上も含め4演目が上演され、満員の約1700人の観客が涙あり、笑いありの歌舞伎の世界を満喫した。
公演では、忠臣蔵の主役、大石内蔵助が討ち入りを決起し、妻と母と別れる場面を描いた「碁盤太平記 山科閑居」や、「義経千本桜」から、すし屋の息子、権太を主人公に描いた「いがみの権太 すし屋の段」などを上演した。
出演者は企業、官公庁の幹部をはじめ、文化活動の従事者ら約50人。息の会った殺陣や役者顔負けの見えを切るなど、仕事の合間に取り組んだけいこの成果を存分に発揮した。観客も「待ってました」と声援を送りながら楽しんでいた。
各界の著名人ら5人で演じた、おなじみの「白浪五人男」では、自社の宣伝やユーモアを交えた七五調のせりふで会場の笑いを誘っていた。
自らもいがみの権太の「弥左エ門」役で出演し、出演者の指導に当たった市川団四郎さんは「毎年レベルが高くなり、出演する人たちも一生懸命。良い芝居ができた」と振り返っていた。
提供 - 函館新聞社
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