市、市内初の梅園新設/来春オープン目指す

update 2005/2/20 13:36

 函館市は新年度、市内初の梅園「空港緑地高松梅園広場」(仮称)を、函館空港西端の国有地に新設する方針だ。従来の行政主導型の公園整備とは異なり、施設を作る段階から地元町会に協力を求める“住民参加型”の事業。梅や費用の多くは寄付で賄われる上、材料も台風倒木を活用した低予算の取り組みで、来春のオープンを目指す。

 整備予定地は、道道63号(函館空港線)に面した国土交通省の騒音対策用地。市が無償で借り受ける。広さは1万8500平方メートル。クローバーや芝生で覆う多目的広場(1万平方メートル)をはじめ、梅林用スペース(3000平方メートル)や自家用車40台分の駐車場(1200平方メートル)、トイレなどを設ける。

 梅は海峡ライオンズクラブ(白崎憲司郎会長)が数年掛け、100本程度植樹する計画。公園の外周600メートルにも数メートル間隔で植える。

 さらに、外周にはベンチ200台を置くことも検討しており、材料は昨年の台風18号で被害を受けた元町浄水場の倒木を使用する。据え付け作業は、高松町会、高松振興会、高根西部町会の空港周辺3町会に依頼するという。

 総事業費1500万円は、新年度予算案に計上しているが、市の負担は300万円。残りは空港環境整備協会から寄付される見通しで、25日開会予定の定例市議会に提案する。

提供 - 函館新聞社



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