きょう「初春巴港」公演/総練習で最終確認

update 2005/2/20 13:35

 函館市民会館大ホールで20日午後1時から開かれる、市内の各界の著名人らによる歌舞伎「初春巴港賑」の第27回公演(同実行委員会、函館市文化・スポーツ振興財団主催)の総練習が19日、同ホールで行われた。出演者、裏方らが勢ぞろいし、位置取りやせりふの言い回しなどを最終確認しながら舞台の成功を誓った。

 本公演は義経千本桜から「いがみの権太 すし屋の段」と、「碁盤太平記 山科閑居」の大石妻子別れの場など4演目を上演する。出演者は昨年11月下旬から週2―3回、仕事の合間を利用しけいこに励んできた。

 この日は、大道具を舞台に設置し、本番さながらの雰囲気での練習となった。長編の演目「山科閑居」や「いがみの権太」は最初から最後まで通して実演。衣装を着た出演者は、本番と同じ緊張感で舞台に臨み、指導する市川団四郎さんも随所で芝居を中断しながらアドバイスや注意をし、完成度を高めていた。「いがみの権太」で権太役の今均さんは「せりふや振り付けで不安要素や課題が確認できた。あすの本番はこれまでやってきたことを全部出し切りたい」と意気込みを話した。

 長編の演目のほか、大泥棒による小気味良いせりふの言い回しでおなじみの「白浪五人男」から稲瀬川勢揃いの場や、前田晃渡島支庁長や、藤岡敏彦・実行委員長ら5人による口上もある。案内役は、NHKエクゼクティブアナウンサーの葛西聖司さんが務める。入場は1500円。

提供 - 函館新聞社



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