函大が聴講生制度拡充／聴講料の定額制導入も

update 2005/2/20 13:34

　函館大学（小笠原愈学長）は新年度から、社会人らを対象にした聴講生制度を拡充する。地域住民に生涯学習の場として大学を活用してもらおうと、新たに定額制を導入し、多くの科目を聴講する場合も一定料金となるようにする。

　同大学ではこれまでも聴講生を受け入れており、本年度は主婦や高齢者層を中心に３２人いる。

　開講している約２５０科目のうち、英会話や外国語、簿記原理、実践セールス論など９割ほどの聴講が可能で、２００５年度新設する英語国際ビジネス学科と福祉ビジネス専攻塾の科目も対象となる。

　聴講料は、１単位５０００円。２０単位（５科目）以上を利用する場合は、聴講料が１０万円を超えても一律１０万円とする。このほか、単位認定を伴う科目等履修生も受け入れている（１単位１万５０００円）。

　小笠原学長は「高卒者だけを対象にしていては、大学の役割には限界がある。地域の方々の学習機会を拡充することで、地域貢献できれば」と話している。

　聴講生、科目等履修生ともに願書受付期間は、２１日から３月１５日。問い合わせは、同大教務課TEL０１３８・５７・１１８１。

提供 - 函館新聞社

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