市生活交通協議会、函バス2路線新設へ
update 2005/2/19 10:21
第9回函館市生活交通協議会(会長・西尾正範助役、委員14人)が18日、市役所本庁舎で開かれ、函館バス(函館市高盛町10、寺坂伊佐夫社長)の2005年度路線再編案を承認した。2路線を新設し、3系統を廃止、3系統のコースを見直す内容で、4月1日から変更される。
新設路線は「空港循環線」と「湯川空港線」。空港循環線は、函館空港から湯倉神社前、深堀町、五稜郭、亀田支所前を経て、産業道路経由で同空港に戻る。走行距離19・1キロ、所要時間は1時間10分で、1日20回運行する。同社は「3月にエア・ドゥが乗り入れ、空港でのバスのニーズが高まるため」と説明。
湯川空港線は、同空港から湯川温泉街を結ぶ。走行距離7・8キロ、所要時間約25分で、運行回数は1日19回。観光客や同地区の温泉旅館などからの要望があったコースで、温泉街では自由に降車できる。運賃は大人200円、子供100円。同社は「空港から温泉街までの交通手段という課題が解消され、ホテル・旅館の集客力もアップするのでは」と期待感を示した。
廃止するのは39、93、17の3系統。利用者が減少しており、「いずれも他系統で対応できる」(同社)と判断。59、89、98系統はいずれも湯川団地の経由を廃止し、経路の短縮を図る。
また、同社は05年度から3カ年、「サービス向上宣言」と称して、(1)マイク案内サービスの向上(2)バス停の改善(3)バス全般のガイドブックの作製―に取り組む方針を示した。このうち(3)では、バスの乗り方、運賃の払い方、系統の説明などを詳解するガイドを作り、新規需要を掘り起こす。(吉良 敦)
提供 - 函館新聞社
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