桧山の04年度スケトウ漁、数量・額とも前年下回る

update 2005/2/19 10:21

 【江差】本年度の檜山管内沿岸でのスケトウダラ漁は、2月上旬までに終漁した。累計漁獲量は8155トン(対前年比16・8%減)、水揚げ額は17億7790万円(同13・8%減)と、数量・金額ともに前年を下回った。漁獲量は各町とも前年を下回ったが、水揚げ額は乙部、熊石の2町がほぼ前年並みとなった。

 本年度の漁期は乙部、熊石両町が昨年11月1日から今年2月9日まで。昨年11月11日に漁がスタートした江差町は1月26日、上ノ国町は2月9日に漁期を終えた。

 檜山支庁が、ひやま漁協(乙部町、市山亮悦組合長)から聞き取り調査した結果、町別の漁獲量は、乙部町4112トン(同7・8%減)、熊石町2029トン(同1・5%減)、江差町1728トン(同32・6%減)、上ノ国町278トン(同59・3%減)、大成町8トン(同66・3%減)だった。瀬棚町は本年度、水揚げがなかった。

 町別の水揚げ額は、乙部町は9億3249万円(同0・8%減)、熊石町が4億4882万円(同5・9%増)と前年並み。江差町は3億4321万円(同37・6%減)、上ノ国町5206万円(同63・7%減)、大成町131万円(同69・8%減)だった。

 漁期を通じた1キロ当たりの平均単価は218円(同3・8%増)だった。

 檜山沿岸では本年度、海水温が前年度よりも高く、魚群が深い海域に分布するなど、漁期前半にかけて漁獲量が前年度を下回る予測が示されていた。

提供 - 函館新聞社



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