市教委、大阪府の教職員殺傷事件受け安全対策徹底を各校へ通知へ
update 2005/2/17 12:03
大阪府寝屋川市の小学校で起きた教職員殺傷事件を受け、函館市教委は17日、市立幼稚園、小中高校に対し、安全対策の徹底を求める通知を出す。市教委は「卒業生の来校は、迎え入れる思いがあるだけに、このような事件に衝撃を受けている」とし、今後は一層、児童・生徒の安全確保の徹底が図られるよう指導する考えだ。
通知では、(1)出入り口、玄関の施錠(2)来校者の確認(3)身元が明らかでない来校者が校舎、敷地内に出入りした際の声掛けや、用件の確認(4)不審者が侵入した際の体制再確認(5)警察や市教委への速やかな通報(6)登下校時の地域の協力による児童の安全確認―などを呼び掛ける。
市教委は事件のあった14日、各幼稚園、学校の校長や教頭に連絡し、危機管理マニュアルの徹底を求めた。マニュアルは2003年に文部科学省が示した「学校への不審者侵入時の危機管理マニュアル」を基に、各学校で作成されている。
2001年に発生した大阪府池田市の児童殺傷事件などを教訓に、市はこれまで全出入り口の施錠や、インターホンの設置(旧市内)、教職員への携帯用防犯ブザー配備を実施。各校で防犯教室も開かれ、通学路の巡回など地域との連携も強化されている。
市教委は22日、幼稚園、小中高校の園長、校長が集まる校長会議を開き、あらためて事件について触れ、安全管理について指導する。
提供 - 函館新聞社
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