奥尻町長選、和田氏が無投票当選
update 2005/2/16 11:05
【奥尻】任期満了に伴う奥尻町長選挙は15日告示され、午後5時の締め切りまでに立候補を届け出たのは、無所属の新人で前助役の和田良司氏(58)のみで、同氏の無投票当選が決まった。
和田氏は当選確定後、函館新聞の取材に対して「日本海に浮かぶ奥尻島が、どんな時代になっても、発展性があり、夢を持てる島でいられるよう全力を尽くしたい」と抱負を述べた。
現職の鴈原徹氏(62)が函館市との「飛び地合併」も視野に、選択肢を模索していた市町村合併問題では「行財政改革を進める中で合併は当然、課題に上がる。町民とじっくり話し合った上で節目ごとに判断する。現状は全くの白紙状態だ」との考えを示した。
和田氏は同町出身。1963年町役場入り。水産課長などを経て2001年4月から03年1月まで、鴈原氏の下で助役を務めた。
同町は北海道南西沖地震に伴う復興対策費など多額の起債を抱えている。抜本的な行財政改革をはじめ、過疎化に対応した1次産業の育成、若年労働力の定着対策などが急務。役場出身の和田氏の手腕に注目が集まっている。
同町長選をめぐっては、2選出馬を固めていた鴈原氏が、義弟である和田氏の出馬表明を受けて立候補を断念した。
提供 - 函館新聞社
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