クラブ・ユース・フォーラム…命の尊さテーマに熱弁を振るう

update 2005/2/13 15:36

 道南の高校生が「命の尊さ」をテーマにした作文を発表する「クラブ・ユース・フォーラム」が12日、サン・リフレ函館(函館市大森町)で開かれ、参加者は自身の体験を交えながら、思い思いに熱弁を振るった。

 奉仕団体「国際ソロプチミスト函館」(守田由美子会長)の主催。青少年の育成を目的に、2年に1度、開催している。最優秀賞受賞者は今年7月下旬に後志管内赤井川村で実施の「日本北リジョン・ユースフォーラム」に進む。

 函館大妻高校など6校から、12人が参加。大野農業高校1年の島佳子さんは、障害者への社会的支援の拡充を訴えた上で、「将来は困っている人の役に立てるような仕事に就きたい」と夢を語った。

 函館白百合学園高校1年の鈴木史美さんは、小学3年の時に、友人が水難事故で亡くなった体験を吐露。「こんなにも簡単に命が奪われてしまうものなのか」と涙ながらに振り返った。

 審査の結果、最優秀賞に選ばれたのは、福祉を通じ、両親などへの感謝を再認識したという函館大妻高校2年の七尾綾音さん(17)。七尾さんは「本当にありがとうございます。今日という日は絶対に忘れません」と喜びを口にしていた。

提供 - 函館新聞社



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