市が私立専門学校への運営助成制度を導入
update 2005/2/13 15:35
函館市は新年度、私立専門学校への運営助成制度を導入する。高等教育の中で専門学校が果たす役割が高まっていることから、新たに補助の対象とすることにした。運営法人に生徒1人当たり年間3000円を助成する内容で、新年度予算案には4校分、201万3000円を盛り込んだ。市総務課によると、道内で同種助成を実施しているのは釧路市など、一部自治体ににとどまっており、先進的な取り組みと言えそうだ。
市には私立の幼稚園、小中学校、高校、短大、大学に対し、児童・生徒・学生の数に応じた私立学校運営助成制度がある。ただ、専門学校向けの制度はなく、運営法人から要望が寄せられていた。
対象は学校法人(準学校法人含む)が営む、専門課程を持つ専門学校。市内には専門学校が10数校あるが、規定に該当するのは6校。このうち、ロシア極東国立総合大学函館校と函館医療保育専門学校は、以前から運営費を補助してきた経緯があり除外。残る4校が対象となる。
初年度の事業費は本年度5月1日現在の専門課程在籍者数671人から算出。市は06年度以降も継続実施する考えだ。
市はこのほか、既存の私立学校運営助成制度の金額について、新年度は1人当たり1000円上乗せし1万8000円とする。1993年度以降、毎年500円ずつアップしてきたが、少子化の影響で経営が苦しい学校法人に配慮。予算案には1億7483万4000円を計上した。
提供 - 函館新聞社
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