NPO法人が日本心身機能活性療法指導士の講習会
update 2005/2/13 15:35
高齢者や障害者の健康支援に取り組むNPO(民間非営利団体)法人「日本心身機能活性療法指導士会函館支部」(祐川眞一代表)の指導士認定講習会が11、12両日、函館市昭和の昭和町会館で開かれた。市内、近隣町の福祉施設の職員ら14人が受講。同療法を考案した同会の小川眞誠理事長(東京都在住)が習得方法を伝授した。
同療法は、認知症(痴ほう症)や脳血管障害の後遺症などで低下した心身機能の改善を目的とした運動療法。温熱リハビリや器具を使った軽運動、ゲームなどを取り入れ、プログラム化されている。「指導方法をマスターすれば指導士も健康になり、相乗効果を生む」と小川理事長。
初日は、同療法の指導例や患者の改善例を紹介したビデオが上映された後、小川理事長が、血流を良くする温熱療法の指導法について実技指導した。
温熱療法は遠赤外線の発する温熱ヒーターと、熱を吸収するクッションを使いながら手足を指圧し、受講者は2人1組になって体験。小川理事長の「ひざを使ってリズミカルに。相手を思いやって」などのアドバイスに耳を傾けながら体得に励んだ。
翌12日は、ゴム性の器具を使ったフィンガースポーツや、スティックとボールを使ったゲーゴルゲームなどの実技が行われた。
受講していた大坂幸子さん(60)は「他の人にも勧めたい気になりました。学んだことを生かしていきたい」と話した。。
函館支部は2002年に発足し、現在164人が指導士の資格を取得。祐川支部長は「療法を普及させると同時に指導士の育成を図っていきたい。町会や老人クラブへの出前講座も数多く開いていきたい」と話している。。
講習はあと2回行われ、20日には、市内の福祉施設で実習する予定。
提供 - 函館新聞社
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