遊楽部川のサケの遡上や鹿部の間欠泉人気/中北部現地視察調査結果まとまる

update 2005/2/12 15:52

 渡島支庁が管内の観光資源の再発掘に向け、昨年11月に実施した、渡島中北部(函館、大野、七飯、鹿部、砂原、森、八雲、長万部)の現地調査結果がこのほど、まとまった。旅行代理店の社員ら観光関係者による調査で、八雲町の遊楽部川のサケの遡上(そじょう)や各地の温泉が好評だった。一方で、宿泊施設の不十分さやリピーター確保のための対策を求める声もあった。同支庁商工労働観光課は「各自治体と協力し、観光振興に役立てていきたい」としている。

 専門的見地から意見をもらおうと、道内外の旅行会社や旅情報誌の出版社社員ら観光関係者ら10人を招待し、1泊2日で中北部の7町を視察。観光資源ごとに5点満点で評価してもらい、意見を寄せてもらった。

 八雲町の遊楽部川のサケの遡上は平均4・1点と高い評価を得た。八雲町営温泉「おぼこ荘」でのイクラづくり体験も4・1点で、「サケの遡上見学の後に体験することで思い出深い」と多くの参加者の印象に残った。

 また、迫力ある間欠泉と足湯が目玉の「しかべ間欠泉公園」など各地の温泉も好評だった一方で、「函館以外の自治体は宿泊施設が十分でない」などの指摘も。広域観光全体を通して、「他の支庁や市町村との連携」「個人客を狙った戦略」などを求める意見や、リピーター獲得のための旅行満足度調査の実施、温泉とその周辺情報の提供といった具体案も出された。

 同支庁が2003年度から3年計画で取り組んでいる地域政策推進事業(支庁単独事業)の一環。ルートは同支庁と渡島中北部1市7町の職員らで組織する「おしま中北部観光再発見会議」(委員26人)が策定した。この結果を反映させ、本年度末までに、観光マップを製作する。

 また来年度は、中北部の観光資源を道外のエージェントなどへ情報発信するほか、各スポットを回るスタンプラリー実施も検討しており、積極的にPRしていく考え。

提供 - 函館新聞社



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