FMいるか 放送エリアを旧渡島東部4町村に拡大

update 2005/2/12 15:52

 函館市元町のコミュニティーFM局「FMいるか」(杉田圭夫局長)は8月から、放送エリアを昨年12月に函館市と合併した旧渡島東部4町村に拡大する。旧戸井町と旧南茅部町に中継局を設置し、旧4町村地区の90%(人口カバー率)で放送が聴けるようになる。市町村合併に伴うエリア拡大は、全国のコミュニティーFM局で初めて。同局はエリア拡大に合わせ、旧4町村地区の情報を盛り込むなど、大幅な番組改編を予定している。

 新たに設ける中継局は、旧戸井町日浦岬の日浦中継放送所(出力5ワット)、旧南茅部町弁天岬の南茅部中継放送所(同20ワット)の2局。FMいるかのスタジオから中継局に、NTTの総合デジタル通信網(ISDN)の専用回線で番組を送信する。

 周波数は現行と同じ80・7メガヘルツで、新たに戸井、恵山、椴法華、南茅部の旧4町村地区と、鹿部町の一部で聴くことができる。新「函館市」全域の83・4%(同)をカバーすることになる。

 総事業費は3000万円で、6月から工事に着手し、7月に試験放送、8月上旬に本放送を開始する見通し。中継局開設の予備免許は1月下旬に道総合通信局から交付された。

 エリア拡大に伴う番組改編では、旧4町村地区の市政、気象、道路、イベント情報などを強化し、市民特派員制度を同地区に拡大。移動中継車の巡回で現地リポートを増やすほか、現地での公開放送を行う考えだ。

 杉田局長は「市全域をカバーするのがコミュニティーFM局の義務。住民意識の一体化を高める役割を担いたい。1つのマチとして共に分かり合える放送を心掛けるので、ぜひFMいるかを役立ててほしい」と話している。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです