歳出入ともに前年を下回る/2003年度桧山管内10町普通会計決算
update 2005/2/12 15:52
【江差】桧山支庁がまとめた、2003年度の桧山管内10町の普通会計決算の概要によると、景気低迷に伴う税収減、地方交付税の削減などにより、歳入総額は464億8800万円(対前年度比6・3%減)、歳出総額も普通建設事業の縮小などで458億4900万円(同6・4%減)と、歳出入ともに前年を下回った。
財政状況を示す指標のうち、財政の硬直化の度合いを示す、経常収支比率(一般財源に占める人件費など義務的経費の割合)は、厚沢部町を除く9町で警戒ラインとされる75%を超過。管内平均は83・9%で、02年度より0・4ポイント増加した。
自治体の借金に当たる、地方債残高は10町で641億3400万円(同0・8%減)。02年度と比較して、減少額は5億3600万円にとどまった。一般財源のうち地方債償還に充てている金額の割合を示す、公債費負担率は10町平均で23・7%。02年度より0・3ポイント増加したほか、全道平均(20・8%)を2・9ポイント上回った。
江差町の地方債残高は、最多の114億3511万円。同町では、20%を超えると一部の地方債を発行できなくなる「起債制限比率」が17・7%に達した。02年度より0・1ポイント上昇しており、深刻な財政危機が続いている。
一方、10町の積立金残高の総額は、125億716万円(同5・1%減)。財政状況が厳しい町による取り崩し額が大きく、02年度より6億7200万円減少。残高が最も多いのは今金町(34億2679万円)だった。
提供 - 函館新聞社
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