26、27日に舞台塾卒業公演/集大成へけいこ励む
update 2005/2/12 15:50
函館市文化・スポーツ振興財団が運営する函館舞台塾の2004年舞台セミナー卒業公演が26日午後6時半と27日午後2時から、ともに市芸術ホールで開かれる。演目は、劇作家、別役実さん原作の「帽子屋さんのお茶の会」。セミナーの生徒たちは集大成の舞台を目指し、けいこに励んでいる。
同セミナーは舞台芸術を志す人の育成やすそ野拡大を目指し、1999年から開講している。受講生は市内、近隣から公募。今季は昨年5月から始動し、プロの演出家らを講師に招き、毎週1回、同ホールで演技や舞台技術などを学んできた。
卒業公演は1年間学んだ成果を発揮する場。キャスト、技術スタッフ18人で公演に臨む。
「帽子屋さんの―」は、「不思議の国のアリス」(ルイス・キャロル原作)のキャラクターがそのままキャストとして登場。主人公の帽子屋が開いたお茶会に、アリスと通訳、公爵夫人、眠りねずみ、魔法使いらアクの強い面々が出席、こっけいなやりとりや会話を繰り広げていく。
指導するみのゆづるさん(劇団自由飛行館主宰)は「生徒たちがいかに役に近づくことができるか。それぞれのキャラクターの存在が際立つ舞台になれば」と期待を込める。
セミナー2回目の参加となる、帽子屋役の佐藤絵利子さん(19)は「帽子屋が初めて茶会を開く不安と期待を出せるようにしたい。舞台上で実際に食事する場面もあり、茶会の雰囲気が出れば良いですね」。また、舞台裏の音響効果を担当する犬童優紀子さん(18)は「将来音響にかかわる仕事がしたいのでセミナーに参加した。学んだことを本番で発揮したいです」と話している。
入場は500円。チケットは同ホールや松柏堂プレイガイドなどで扱っている。問い合わせは同ホールTEL55・3521。
提供 - 函館新聞社
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