中国からのチャーター便到着
update 2005/2/11 13:07
中国本土と函館を結ぶ初のチャーター便が10日午後1時45分ごろ、函館空港に到着した。空港には、市や函館商工会議所、函館国際観光コンベンション協会などの関係者らが出迎え、歓迎。中国での函館観光幕開けに、期待を膨らませていた。
中国南方航空が運航した広東省広州市からの便で、乗客は定員より41人少ない159人。予定より30分遅れて着いた。広州は中国南部に位置し、暖かい気候。乗客は搭乗橋を降ると、寒さに震えながらも、残雪を見付けては大喜びしていた。一行はグループごとに分かれ、道内各地に出発。あるツアーでは、30人が4泊5日で市内観光や大沼でのスキー、さっぽろ雪まつり見学などを楽しむ計画だ。
到着ロビーで「熱烈歓迎」の横断幕を掲げていた市商工観光部の桜井健治部長は「中国本土から入ってきたことは、本当に喜ばしい。これが起爆剤となって、中国人客の来函が増えてくれれば」と満面の笑み。インバウンド(観光受け入れ)を請け負った旅行代理店、JTBサン&サン北海道の熊坂満次長は「中国での北海道ブームはすごい勢いで、函館も注目されているが、通訳など受け入れ態勢の拡充が必要」と語った。
ツアーに同行しているアウトバウンド(海外旅行あっせん)会社、JCT日中旅行の李健剛さんは「函館の夜景が雪まつりに次いで人気が高い。今回のチャーター便以外にも上海など中国各地から函館に入る計画は多数ある。需要は急速に増えるだろう」と話していた。
中国とのチャーター便は、中国南方航空が15日まで、合計6便運航する予定。10日は同省深●(シンセン)市から192人を乗せた便も函館空港に入った。残り4便は函館から広州や深●に向けて飛ぶ。【注】●は「土へん」に「川」
提供 - 函館新聞社
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