1月の降雪量は7年ぶり100センチ超に/降水量も100ミリ超す
update 2005/2/10 10:20
函館の1月は雨も降ったり、雪も降ったり―。降雪量は7年ぶりに100センチを超え、降水量も5年ぶりに100ミリ以上を観測した。一日の最大降雪量も31日に35センチを記録し、統計を取り始めた1953(昭和28)年以降、1月としては過去最多となった。この1月は、例年とはちょっと異なる気象状況だったようだ。
函館海洋気象台によると、降雪量は平年の93センチに対し、ことしは119センチと26センチ多く、過去10年間では、1998年の146センチに次いで2番目に多い。この時期の降水量は、雨や雪などを含めた量を指し、平年の72・6ミリに対し、ことしは131・5ミリと、倍近い量。統計を取り始めた1873(明治6)年以降で、6番目に多く、過去10年間では、2000年に記録した199ミリに次ぐ量となった。
同気象台によると、雨量の多かった20、29日は、低気圧が接近し、それに伴って南から暖かい風が吹き、雨を降らせた。
1月は冬型の気圧配置が続かず、大雪となった31日までは、降雪量が平年より少なく推移。しかし、31日は低気圧が渡島半島付近を通過し、雨を降らせた後にシベリアから寒気が流れ込み、雪雲が函館上空に入ってきたことから記録的な大雪になった。
31日の降雪量35センチは、これまで最大だった1972(昭和47)年1月25日の30センチを更新した。
気象庁が4日に発表した1カ月予報によると、2月は、気温が平年並みか低く、降水量は平年並みか少ない見込み。先月25日に発表された3カ月予報によると、3月の気温は平年並みか高く、降水量は平年並みか少ないとみている。
提供 - 函館新聞社
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