いにしえ街道をPR/5月に「オープンフェアー」開催へ
update 2005/2/10 10:20
【江差】1989年にスタートした「いにしえ街道(歴まち街区)」の整備が昨年11月に完了したことを受け、江差町は、5月の大型連休に照準を合わせて、同街道を舞台に多彩なイベントを展開する「オープンフェアー」を開き、同街道を全道にPRする方針だ。
同フェアーは、5月1日から1週間程度の日程で開催。記念式典のほか、街道を舞台に、江差追分を中心とする郷土芸能の実演、地域の伝統的な食材を生かしたイベント開催、姥神大神宮渡御祭の山車の公開などを検討している。
歴まち商店街協同組合が、毎年5月に開いているイベント「いにしえ夢開道(ゆめかいどう)」のほか、昨年スタートした、同神宮前での朝市などともタイアップ。全町民を対象とする参加型イベントも企画し、町全体でイベントを盛り上げる方針だ。
9日には、同フェアー運営の中心となる実行委員会の初会合が町役場で開かれた。実行委は町、檜山支庁、江差観光コンベンション協会、江差商工会などの団体、中歌、姥神、津花の3町内会などの代表者ら21人で組織。委員長は室谷元男・歴まち商店街協同組合理事長、副委員長を飴谷逸男助役が務める。
初会合で、室谷委員長は「江差は古くからオープンな人の出入りがあって栄えてきた。フェアー開催を区切りに、これまで以上に人のつながりを深めたい。整備に当たりお世話になった全道の皆さんにも感謝の気持ちを伝えたい」と、イベント成功に期待感を示した。
同街道の整備は、道の戦略プロジェクト「歴史を生かすまちづくり」のモデル地区にも選定された。総延長1090メートルの旧国道を2―4メートル拡幅。明治―昭和初期の商店や土蔵を保存・復元し、歴史的景観の保全・整備を進めた。
提供 - 函館新聞社
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