市立博物館五稜郭分館、「新選組」人気で入館者数アップ
update 2005/2/10 10:19
落ち込みが続いていた市立函館博物館五稜郭分館(五稜郭町44)の有料入館者数が本年度、5年ぶりに9万人を突破した。1月末現在で9万580人に上り、前年度同期比で1万5240人の増。NHK大河ドラマ「新選組!」(昨年1―12月放送)が追い風となり、新選組をテーマにした特別展が盛況となったことなどが、入館者数を大きく押し上げた格好だ。
同分館は戊辰戦争終えんの地で、国の特別史跡・五稜郭の中に立地する。新選組ゆかりの収蔵品も多く、以前から全国各地のファンが訪れていた。
ただ、近年は観光客の入り込み減の影響で、入館者数は減少。1991年度の13万4797人をピークに、97年度に7万8313人で10万人割れ。過去3カ年は2001年度から7万9857人、7万9898人、8万3905人と低迷していた。
好転の最大の要因は大河ドラマの放映で、同分館も7月から9月まで、特別展「士道 新選組と函館戦争」を開催。8月に2万1109人(前年同月比8932人増)を記録するなど、期間中の伸びが目立った。また、5月の連休時にサクラの開花が重なったことで、同月も1万8395人(同3624人増)と好調だった。
本年度最終の入館者数は9万5000人程度になる見込み。同分館は新年度も新選組隊士を含む、旧幕臣らの足跡をたどる特別展を開く予定で、「今後も新選組効果を利用し、入館者数を伸ばしていければ」と期待している。
提供 - 函館新聞社
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