余裕教室 市民活動の場に有効活用を

update 2005/2/9 10:19

 児童・生徒数の減少などで生じた函館市内小中学校の余裕教室(空き教室)のうち、活用されていない教室が少なくない。地域住民の活動の場として有効活用を図っている市教委は、一層の利用を呼び掛けている。

 余裕教室とは、保有教室の中で、今後も学校教育の場として使用されないと見込まれた教室。これらを有意義に活用しようと、市教委は2002年度から、地域住民の学習や、交流等を支援する場として無料開放している。

 利用状況は、02年度が小学校8校で10団体(延べ786人)、延べ77日間の利用があったのに対し、03年度は小学校9校中学校1校で12団体(延べ1929人)、延べ189日と利用が増えている。利用者は主に、手芸や読書サークルなどの文化活動を行う市民グループとなっている。

 本年度は、市町村合併前の旧函館市内の小学校1463室、中学校802室のうち、小学校30室、中学校11室の計41の余裕教室があり、利用状況は、昨年度並みとなる見通し。市教委では「近くの学校にある余裕教室をもっと積極的に利用してもらいたい」と呼び掛けている。

 利用は学校運営に支障がない範囲で、市内に居住、在学または在勤する人で構成される団体活動が条件。年末年始、祝日を除く月曜から金曜日までの午前9時―午後4時半。問い合わせは市教委学校管理課TEL0138・21・3534。

提供 - 函館新聞社



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