函館中央署本町交番がベスト情熱賞銅賞を初受賞

update 2005/2/9 10:18

　地域に密着した警察活動を通じ、安心・安全なまちづくりに貢献したとして、函館中央署本町交番（函館市本町、１２人勤務）がこのほど、道警「２００４年度下半期ベスト情熱賞銅賞」＝地域企画課長賞＝に選ばれた。本町交番の受賞は初めて。同交番係長の松本昌樹警部補は「受賞には正直、驚いている。巡回や取り締まりに尽力し、今後も市民の声に応えていければ」と笑顔で話している。

　ベスト情熱賞は全道７８２の交番と駐在所を対象とし、それぞれに金・銀・銅賞が贈られる。１９９６年から道警が始めた制度で、犯罪の摘発や予防面で高い成果を挙げた交番などをたたえる。

　今回の表彰では、江差署滝沢駐在所（上ノ国町）が金賞、本町交番が銅賞に選出されており、道南の２カ所が見事、栄誉を手にした。

　市内本町周辺は飲食店やデパートが集まる「繁華街」。若者が夜遅くまでたむろしたり、違法駐車の多さなど、地域が抱える問題は少なくない。同交番は少年非行を防ぐため、教育関係者などとパトロールに努め、違法駐車対策とし「ナイトクリーン作戦」に取り組んできた。

　結果、刑法犯と交通違反件数がともに減少。高い評価を受け、受賞につながった。松本係長は「本町付近の住民は、高齢者の方が多い。安心して出歩けるようなまちにしていきたいですね」と意欲を新たにしていた。

提供 - 函館新聞社

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