江差なべまつりにぎわう

update 2005/2/7 10:20

 【江差】「第5回 冬 江差 美味百彩(びみひゃくさい)なべまつり」(主催・江差観光コンベンション協会)は2日目の6日、好天に恵まれ、約2500人の来場者が海や山の幸をふんだんに使った約40種類の鍋料理を堪能した。

 会場の江差中グラウンドには、午前11時前から、開場を待ちきれない観光客や住民が詰め掛け、お目当ての鍋に列を作った。

 同日正午の江差町の気温は、3・7度。来場者は、程良い気温の中で、白い息を吐きながら鍋料理を楽しんだ。函館市から訪れた主婦(62)は「珍しい鍋がたくさんあり4杯も食べました。“舌鼓に腹鼓”ですね」と、笑顔で話していた。

 正午すぎには、商店主らで組織する、山ノ上商盛会(三国幸吉会長)がもちつきを披露。多くの子供たちも飛び入り参加した。つきたてのもちは、お汁粉にして来場者に振る舞われた。

 会場では、今回初めて「なべ人間カーリング大会」も開催。人が乗った大鍋を雪の斜面に滑らせ、的までの距離を競うもので、お年寄りから子どもまで約20組が挑戦した。子どもたちはクルクル回る鍋に乗り大はしゃぎ。78センチの記録で優勝した、同市梁川町の須藤順子さん(34)、大成ちゃん(5)親子は、賞品のコメ10キロを贈られ「力任せで頑張りました。コメは家計の足しになります」と笑顔を見せた。

 同協会の打越東亜夫会長は「なべまつりも5回目を迎え、冬のイベントとして定着した。来年以降もイベント内容を充実させて、大勢のお客さんに冬の江差を楽しんでほしい」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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