1月の倒産2件
update 2005/2/7 10:19
帝国データバンク函館支店がまとめた1月の渡島・檜山管内の倒産状況によると、件数が前年同月比3件減の2件、負債総額が同21・4%減の13億8300万円だった。件数は4カ月連続の2件と、小康状態を保っているが、函館湯の川温泉の老舗旅館「若松」の破たんで負債総額が膨らみ、8カ月ぶりに10億円の大台に乗った。
昨年1月は、建設業で大型倒産が発生したため負債総額が17億6000万円に上ったが、当月もそれに迫る勢い。もう1件の倒産は山の手町のドラッグストアで、2件の倒産は、売り上げ不振や設備投資負担が要因とみられる。
同支店は「景気は依然、回復に至っていないが、主要企業や金融機関の下支えにより、件数が低水準で推移している」と説明。「4月のペイオフ(預金の払戻保証額の制限措置)解禁を控え、業績不振や資産デフレによる担保不足など問題を抱える企業は2、3月、正念場を迎える」という。
東京商工リサーチ函館支店の調べでは、件数が同2件減の4件、負債総額が同5・7%減の13億2000万円。「今後も経営体力に乏しい中小零細企業や、環境変化に対応できない老舗企業の倒産が懸念される」とみている。
提供 - 函館新聞社
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