東ライオンズ杯室内少年サッカー・浜分が初V

update 2005/2/7 10:18

 【大野・上磯】2004年度第22回函館東ライオンズ杯室内少年サッカー大会(函館サッカー協会主催)は6日に大会最終日を迎え、大野町スポーツセンターと上磯小学校体育館で決勝トーナメントが行われた。決勝は乙部と浜分が対戦し、浜分が4―2で競り勝ち、初優勝を果たした。

 浜分は、どこからでも点を取れる攻撃的サッカーを展開し、チーム結成から10年目にして、屋内の大会では初めての優勝を飾った。選手はもちろん、白戸信夫監督ら指導者も喜びに沸き、6年生が抜けた新チームとしての門出を最高の形で切った。

 サイドからの攻撃で相手守備陣を切り崩すゲーム運びで、予選リーグから準決勝までの6試合で29得点。失点も2点にとどめる攻守にわたるバランスの良さで、危なげない戦いぶりで勝ち進んできた。しかし、白戸監督は「ボールを受ける位置や前に向かう動きがいまひとつで、つながりが悪い」と気を引き締め直し、決勝の舞台に立った。

 攻守が目まぐるしく入れ替わる展開で互いに一歩も譲らず、第1ピリオドを1―1で終えた。第2ピリオドに入ると3分に山田将大(5年)のゴールで勝ち越し。続く4分には船尾圭人(同)が右からのコーナーキックに合わせ2点差とし、チームのムードも盛り上がった。

 第3ピリオドの開始早々に一瞬のすきを突かれ1点差とされたが、決定打となったのは水野裕基主将(同)の一発だった。右サイドをドリブルで突破し、キーパーの動きをよく見てゴール左にたたき込んだ。「焦っていたが、自分で持っていき決めようと思っていた」と水野主将は会心のゴールに思わずガッツポーズも決めた。

 終了間際の相手の猛攻にも慌てることなく守り切り、4―2で勝利を収めた。水野主将はチームメートらと喜びを分かち合いながら、「どの大会でも全道に出場して、ベスト4入りするのが目標」と高らかにさらなる快進撃を誓っていた。

提供 - 函館新聞社



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