税滞納整理機構、引き受け額の15%回収
update 2005/2/5 10:23
渡島管内12町から滞納税を引き受け、各町に代わって回収する一部事務組合「渡島町税滞納整理機構」(管理者・湊美喜夫森町長)が、1月31日までに徴収した税は5661万円に上ったことが4日、分かった。昨年4月の発足後10カ月で、引受額の15・5%を回収したことになる。
同日、函館市内のホテル函館ロイヤルで開かれた同機構の定例議会で、湊管理者が報告した。
同機構が各町から引き受けた、国民健康保険税などの滞納税は、296件、3億6439万円に上る。本年度中の支払誓約額も含めると、引受額の19・8%に当たる7225万円を回収したことになる。
発足前の事前督促分を含めた場合、同機構の徴収対象となる滞納税は4億7913万円。このうち、支払い誓約分を含め、発足前の事前督促で6717万円を徴収し、発足から10カ月で5661万円の滞納を整理したほか、1564万円の支払い誓約を取り付けた。事前督促分と発足後の処理分を合わせた徴収・支払誓約額は1億3942万円で、対象納税額の29・1%の滞納整理が終わった計算になる。
森管理者は「特別の問題もなく、滞納整理も順調に推移している」と述べた。
同機構は、各町の税務職員が滞納者と顔見知りのため、回収が困難な場合があるなどの声を受け、昨年4月1日に道内で初めて発足した。渡島支庁のほか、同機構に加盟する4町から派遣された徴税担当者が、滞納税の回収を行っている。
提供 - 函館新聞社
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