函工土木科３年生が土木施工技術者試験に全員合格

update 2005/2/5 10:21

　函館工業高校（寺下征夫校長）の土木科３年生３９人が、土木施工技術者試験で全員合格を果たした。合格率３５・６％という厳しい状況の中、全員合格を目指して試験勉強に励み、見事目標を達成、喜びに沸いている。

　試験は、高校や高専、短大、大学で土木工学系の学科を専攻する生徒、学生が対象。合格すると、土木工事現場を監督する際に不可欠な国家資格「２級土木施工管理技術検定試験」の学科試験３科目のうち２科目が免除される。

　同科では毎年、３年生がこの試験に挑戦しており、全員合格はこれが４回目。授業のほか、放課後や休日を利用して補習し、試験対策に取り組んできた。試験は昨年１２月に実施、１月３１日に合格発表があり、全員合格の報に教室は歓喜に包まれたという。

　指導した藤澤智教諭は「よく頑張ってくれた。みんなで同じ目標を持って取り組んだ成果」と生徒たちの努力を評価。学級委員長の小田島聡君は「昨年の３年生が全員合格したのを見て、自分たちもと思っていた。うれしい。感動した」。環境土木科へ学科転換されたため、３年生は土木科として最後の生徒でもあり、「全員で取って締めたいと思っていたのでよかった」とも話している。

提供 - 函館新聞社

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