市が旧函館西署庁舎建設当時の資料提供呼び掛け

update 2005/2/4 11:00

　函館市は「函館臨海研究所」（仮称）として再整備を計画している、旧函館西警察署庁舎（同市大町１３）の建築当時の写真や、当時を知る人からの情報提供を呼び掛けている。

　市は再整備にあたり、当時の資料などを基に外観を忠実に再現する考えだが、現在ある資料は道警から譲渡された落成記念の写真１枚のみ。セピア色の全景写真のため、外壁の色合いや、細部のデザインなどを知る手掛かりが不足している。

　同庁舎は、１９２６（大正１５）年の建設で、過去数回にわたって改修されている。建設当時、外壁のモルタル部分に塗装が施されたかどうかや、建物上部にある物見塔の鉄板屋根の色も現段階では分析できないという。

　このため、市民からより多くの資料や情報の提供を求めることとした。新年度に設計の予定で、資料・情報の提供は１２月ごろまで受け付ける。

　市都市デザイン課は「カラー写真はないにしても、間近で撮影した写真や建物の一部が入った絵のほか、当時の建物をよく知る方の証言も参考になる」と話している。連絡は同課TEL０１３８・２１・３３８９へ。

提供 - 函館新聞社

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