江差署滝沢駐在所がベスト情熱賞金賞を受賞
update 2005/2/4 10:59
【上ノ国】地域に密着した警察活動で、高い成果を挙げた交番・駐在所をたたえる、道警の「2004年度下半期ベスト情熱賞金賞(道警本部長賞)」に、江差署滝沢駐在所(上ノ国町)が選ばれた。
滝沢駐在所長の手塚諭巡査部長(55)は、1974年道警入り。道南を中心に勤務し、01年4月に同駐在所に着任した。駐在所勤務の心構えを「住民の皆さんとの和とともに『悪いことは悪い』という毅然(きぜん)とした姿勢が大切」と説く。
手塚さんは昨年、積極的な職務質問で、警視庁が数10億円に及ぶ巨額詐欺事件の容疑者として、全国指名手配していた女を住民の協力で発見、逮捕する実績を挙げた。
町内では、悪質な密漁が後を絶たたず、同署や隣接駐在所と連携して警戒し、数多くの摘発につなげたことも評価された。
駐在所近くの町立滝沢小の児童に「滝沢の駐在さん」と親しまれる手塚さん。「着任当初から子供さんへの声掛けを欠かしません。子供との触れ合いを通じてマチを知ることができました」と、約4年に及ぶ勤務を振り返る。
手塚さんは「駐在所の仕事は、住民の皆さんに支えられ、助けられることで成り立ちます。受賞もそのおかげ。マチの皆さんが被害に遭わないことが何よりの願いです」と、温和な表情で受賞の喜びを語る。
ベスト情熱賞は、全道782の交番・駐在所・警備派出所の中から、住民ニーズに合った取り組みで成果を挙げた交番などに贈られる。金賞は最高賞。手塚さんは、勤務成績が優秀な警察官をたたえる「年間累積優秀警察職員表彰」でも道警本部長賞誉を受賞した。
提供 - 函館新聞社
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