中国から初チャーター便/函館―広州間、10日から15日まで6便

update 2005/2/2 10:34

 中国南方航空(中国・広州市)が10日から、函館―広州間でチャーター便6便を運航することが、1日分かった。中国本土からのチャーター便が函館空港に入るのは初めてで、中国市場開拓の足掛かりとなりそう。函館市は関係機関と連携し、中国での具体的なプロモーション戦略を検討する考えだ。

 市商工観光部やハンドリング(地上業務の受託)会社の日本航空などによると、利用するのは、旧正月(2月9日)の休暇に合わせた団体旅行客。15日まで運航する。6便の内訳は、函館着が2便、函館発が4便。機材は、ボーイング757―200型(196人乗り)を使用するという。

 中国南方航空は中国3大航空会社の一つ。新千歳―瀋陽間など、日本、中国各地を定期便で結んでいる。広州市は華南最大の都市で、北京、上海両市と同様、2000年から日本の団体観光ビザ(査証)発給対象地域となっている。

 中国では、経済成長に伴い、海外観光の需要が急速に伸びている上、政府がビザ発給対象を中国全土に拡大することも検討しており、中国での日本観光が爆発的に伸びる土壌はある。同部は「これを起爆剤に中国からのチャーター便が本格化すれば」と期待。「富裕層が全人口の1%だとしても、1300万人ととてつもない市場。今後、函館をどうアピールしていくか、関係機関と検討したい」と話している。

 函館の海外チャーター便は2004年、920便、旅客数9万9000人と過去最高を記録。台湾や香港など東アジアからが大半を占める。両地域の1―3月予約状況は、便数が前年同期実績比36・6%増の153便、旅客数が同43・1%増の2万6700人で、今年も好調に推移。これに、中国人客が加われば、さらに勢いを増すとみられる。

提供 - 函館新聞社



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