観光モニターバスアンケート/グルメや体験型に強い関心

update 2005/2/1 10:47

 渡島支庁は、昨年10月に行った「第2回おしま西部観光モニターバス」の参加者アンケート結果をまとめた。観光モデルコースを日帰りで体験してもらい、参加者の声を観光行政に生かそうと実施。満足度を調べたところ、松前町での「マグロ解体見物・試食」が、対象8項目の中で最も高かった。ルート全体でも「不満」「やや不満」はなかった。同支庁は一定の手応えを感じるとともに「魅力的な素材を組み合わせ、飽きさせないコースづくりが必要」と話している。

 同ツアーは昨年10月16日、一般公募の参加者が上磯、福島、松前、知内の4町の観光スポットを日帰りで回った。寄せられた意見を基に、観光客誘致のため、広域的な観光ルートの確立を目指すのが目的。

 アンケートは参加者59人の回答を集計した。満足度では、「松前町のマグロ」が最も高く、味はもとより、目の前で行われた解体にも人気が集まった。松前町の寺町散策や上磯町の男爵資料館も高評価で、地元ガイドの分かりやすい説明などに好意的な意見が寄せられた。

 福島町の紅葉や知内町の漁協直売所なども周遊したルート全体では、55人の参加者が「満足」「まあまあ満足」と答えており、「不満」「やや不満」はゼロだった。一方で、トイレの衛生面や各観光地のPR方法などに改善を求める声もあった。

 同支庁商工労働観光課は「観光客は『地場のグルメ』や『貴重な体験』に強い関心がある。地元観光ガイドの存在も魅力アップにつながっている」としている。

 同支庁は「おしま西部観光再発見事業」として、03年度に新しい観光ルートを策定し、本年度は「モニターバス」を2回運行した。

提供 - 函館新聞社



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